【公式】アートオブライフのバルシューレ教室

ドイツが球技を本気で科学した!私たちアートオブライフではのお子様(ベビー~小学3年生)までを対象に「ボール遊びの教室」を運営しております!!ご一読頂き、少しでもバルシューレに興味を持っていただければ幸いです。

【告知】4月29日(祝)イベントに講師が行きます

イベントの告知です。

 

「バルシューレ体験教室」

 

日時:4月29日(祝) 9時30分~15時30分(15時まで受付)

場所:サイデン化学アリーナ

http://www.sai-kinen-spomachi.jp/

対象:3歳~小学校3年生まで

定員:200名(先着順)

持ち物:体育館履き

問い合わせ先:(公財)市スポーツ協会 (TEL)048-851-6250

                   (FAX)  048-851-6253

 

皆様、奮ってご参加ください!!

 

アートオブライフ浦和校の問い合わせは、

(株)アートオブライフ

180-0003 東京都武蔵野市吉祥寺南町2-5-9-203

(固定電話)0422-90-7880

(メール)lid.den.sh.5@gmail.com

担当:大久保

 

 

バルシューレとは何か?③

皆様こんにちは!

4月15日も浦和校にて教室を行いました。

段々と先生にも慣れてきて、あれがやりたい、これがやりたいと意欲的に取り組むことができるようになっていきました!!

バルシューレそのものの説明が終わらないと教室での様子をお伝え出来ないのが心苦しいところではありますが、何分認知度の低いものになりますので、長い説明に付き合って頂けると幸いです。

前回は、バルシューレがいかに運動能力向上効果があるかということをお伝えいたしました。今回は、いわゆる「育脳」にもバルシューレが有効な習い事であるということをお伝えできれば、と思っています。

[:目次]

  1. バルシューレとは?
  2. バルシューレの運動能力向上効果
  3. バルシューレで、頭も良くなる
  4. 実際のプログラム
  5. まとめ

3.バルシューレで、頭も良くなる

バルシューレだけでなく、人間の脳にとって運動が重要であるということは最近の様々な研究で明らかになってきています。中でも、幼児期の運動習慣は大変重要であるとされていて、WHO(世界保健機関)は、1日1時間のハードな運動を基本的な目安としているほどです。なぜ、幼児期の運動習慣がそこまで大切なのでしょうか?

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上の図は、人間の各機能が発達していく過程を年齢を横軸に置いて、表にしたものです。人間の脳はこの中で、神経系に属するわけですが、生まれてから6歳までの間に大半の発育が見られるのが、脳なのです。人間の脳は、古い脳と新しい脳とに分けられるわけですが、幼児期に発達するのが、古い脳、一般的には自律神経といわれるところです。
自律神経の大切さ

自律神経は脳の中でも、調節機能を司るところですので、自律神経が未発達のまま生活を送ると、

  • 体温の調節がうまく効かない
  • 不眠
  • だるさ
  • イライラ感

など多くの体の不具合が子どもでも起こってきます。自律神経の働きにおいて最も重要なのは、生活のリズムです。では幼児期の生活リズムで大切なことは何なのでしょうか?

昨今の幼児の生活リズムのまずさ

保育園児が夜寝る時間は平均して夜9時50分だそうです。幼稚園児でも大差がなく、平均で9時30分だそうです。私の実際の感覚だと、この時間通りに寝ている子は少なく、22時過ぎまで起きている子と早寝の子に二分された結果が、この平均なのかとおもいます。この就寝時間が遅いことで、子どもたちの生活リズムが狂い、自律神経の健全な発達に繋がっていないという指摘があります。まず、就寝時間が遅いと、翌日の寝覚めが悪く、朝食の欠食、排便のなさに繋がります。また、朝食の欠食・排便の無さが、活動量の低下に繋がります。活動量が低下した結果、また寝る時間が遅くなり・・・といった具合で生活リズムが狂ってしまうわけです。この生活リズムを改善していく、一つの方策が15時から16時までの運動量の増加です。

過去との比較

昭和50年代より前の子どもたちは、12000歩、一日で歩いていたといわれています。しかし、それ以降減少の一途を辿り、現在は5000歩ほどしか歩いていないと言われており、運動不足が顕著です。運動なんかできなくても、学力さえ高くなってくれればという方もいらっしゃるのではないかと思いますが、私は学力や社会性を身につかせたいのなら、逆に運動の力を借りるしかないと、考えるわけです。

運動と学力の関係

ベネッセの小学生、中学生を対象にした調査では、学力の高い生徒はスポーツ実施率が高いという調査結果を発表しています。

成績の高い子どもほど定期的に運動をしている: 学校外教育活動に関する調査 - ベネッセ教育総合研究所

ではなぜ他のものより、バルシューレが良いのか?

ここまでは、一般的に言われている運動が脳にとって良いということを整理し、まとめてきました。運動なら何でもいいんでしょ?サッカーやバスケでも良いじゃないと言われてしまいそうなので、少し私見を述べさせて頂きます。

新学習指導要領

2020年より、学習指導要領が変わります。ベネッセさんがまとめている資料が本当によくできています。

berd.benesse.jp

簡単にまとめると、今までの先生が指導したことをどれだけアウトプットできるかが今までの教育、これからは、自ら研究課題をみつけ、自ら解決していく力を養っていくということでしょうか。私はこれから先の子どもたちには三つのことが求められると考えています。

  1. 創造力
  2. 健康
  3. 中長期の資産形成、運用計画

私は、今自分の子どもがどんな仕事に就くのか想像がつきません。なぜなら、今の子どもたちは、私たちが今想像もできないような仕事についている可能性が高いからです。世の中の変化を正しい目できちんと想像でき、柔軟にどんな環境の変化にも対応できる創造性が必要なのです。また、最近人生100年時代という言葉もありますが、寿命が延びる=健康でいられる期間が増えるということではありません。実際現状でも健康寿命と平均寿命の差は平均して10年弱あります。今後、医療技術の進歩によって平均寿命は延伸していきますが、健康寿命までそうとは限りません。年金は今より間違いなく減額していきますし、現状の社会保障を日本が維持できる保証なんてどこにもありません。だからこそ、私たちはポジティブな意味で生涯現役で、収入を確保しないといけないのです。そして、労働以外の資産形成手段を身に付ける必要があります。そう、新学習指導要領もこの3つの習慣や能力を獲得するための指導要領なのです。

子どもに習わせたいこと

私は、この新学習指導要領について、大半の保護者の方は誤解していると考えています。最近、新学習指導要領に組み込まれているプログラミングや英語が習い事として人気だと言います。もちろん、早いうちから習っておくことに損はないでしょう。しかし、私はこういった技術の取得よりまず先に、その土台となる部分の教育こそやっておくべきものだと考えています。なぜ、プログラミングが必要なのか?→こういうことができたら便利だし面白い、その為の手段としてプログラミングが必要だから、という思考回路こそが今後の世の中を考える上で大切なことであり、これこそが創造力なのです。偉そうに書きましたが、この創造力を身に付けるのに最適な解がバルシューレであると私は考えていますし、私がバルシューレを事業として展開したいと思った一番の理由なのです。

バルシューレの本懐

バルシューレは低迷したドイツサッカーを再浮上させるために作られたプログラムです。当時のサッカー最強国ブラジルとドイツを比較検討した結果、最大の差が創造力でした。だから、バルシューレは、創造力を育むことが最大のミッションであるプログラムなのです。新学習指導要領の土台作りに最も適しているものの一つなのではないでしょうか。

まとめ

運動がいかに人間の発達と結びついているかということを、皆様に知っていただけたら私はそれで大満足です。ただ、私たちの理念、考えに賛同して頂ける方は是非一度教室やイベントでバルシューレに触れてみてください。お問い合わせお待ちしています。

 

お問い合わせ先

(株)アートオブライフ

180-0003 東京都武蔵野市吉祥寺南町2-5-9-203

固定電話:0422-90-7880

メール:lid.den.sh.5@gmail.com

担当:大久保

 

 
 

 

バルシューレとは何か?②

皆様こんにちわ!

4月8日より浦和校がスタートしました!

新規開校にも関わらず、多くのお子様の笑顔と汗の溢れる教室になったことを改めて感謝いたします。ありがとうございます。

 

前記事では、バルシューレの起源から始まり、まずはバルシューレとは何か?ということをお話しました。今回はその続きからからです。

[:目次]

  1. バルシューレとは?
  2. バルシューレの運動能力向上効果
  3. バルシューレで、頭も良くなる
  4. 実際のプログラム
  5. まとめ
 

2.バルシューレの運動能力向上効果

バルシューレを開発したハイデルベルグ大学のスポーツ研究所は以下のように述べています。

子供は本来スペシャリストではなく、オールラウンダーである。したがって、大人の世界からコピーした偏りのある負荷を課すような、いわゆる早期専門化はマイナス効果を及ぼす場合が多い。このやり方は、調和的な発達を保証するものではなく、意欲も失わさせる。さらに最高のパフォーマンス生み出す年齢に達する前に登りつめてしまいバーンアウトに繋がるケースも少なくない。ドイツでは今17歳のスポーツクラブ離れが進んでいることを真摯に受け止めなくてはならない。また、一つのスポーツ種目にあまりに絞ってしまうと(継続的・長期的にパフォーマンスを高めていくにしても)最終的に高いレベルに達せずに終わってしまうことが多い。

バルシューレの他の幼児向け運動プログラムとの違いの一つは、各球技の因数分解的な構造となっていて、野球なら野球、サッカーならサッカーといった専門的な競技に移行するまでの基礎作りのプログラムであり、専門的指導のデメリットを徹底的に排除し、最大限に子どもの持つ潜在成長力を活かし、運動能力を向上させていくというプログラムであるということです。なぜバルシューレのようなプログラムが良いのでしょうか?

ロコモの原因に

現実問題として、私たちが教室を展開している浦和のある埼玉県の40%の小中学生がロコモの兆候があると言われています。埼玉県の部活動参加率は90%を超えており、野球・サッカー共に全国でも有数のスポーツ県であるにも関わらずです。ロコモになってしまう要因は二つあると言われています。

  1. 運動不足
  2. 運動のしすぎ(単一的な)

運動不足は想定通りだと思いますが、運動のしすぎというのは意外なのではないでしょうか?もう少し正確に言いますと、1週間に10時間以上(※すいません、記憶違いかもしれませんがこんな感じの数字だったと思います)の単一競技による運動は、体の一部分の酷使につながり、ロコモの原因になっているということです。今までの私たちの感覚では、早い時期から決まったスポーツをずっと続けていたほうが子どもの運動神経が高まると思ってしまいがちですが、こういったデメリットもあるわけです。

アメリカでは

実際、スポーツ先進国アメリカではスポーツの専門化を遅らせようという取り組みがあります。NBAとバスケットボールのアメリカ代表を統括している、USAバスケットボールは、「14歳になるまではバスケットボールだけでなく、他のスポーツをしましょう。そしてもし大会に出場したら、少なくとも1日は休みましょう。さらに1年に一度は心身ともにリラックスさせましょう」というガイドラインを策定しているほどなのです。

国内レベルのプレイヤーと国際的なレベルまで達するプレイヤーの違い

実際、学術的な研究においても幼児期の競技の専門化はデメリットが大きいことだけでないことが分かってきています。(デメリットとしては、早期のドロップアウトバーンアウトに繋がる、故障の増加などが挙げられます)ベルギーのスポーツ医学の研究家が北京オリンピックに出場した選手を対象に調査をしました。結果、国際レベルの選手は、国内・地域レベルの選手と比較して、幼少時代のスポーツ経験が豊富で、小学校高学年から中学校に至るときに適性に合わせた競技を選択していることが明らかになっています。

 

つまり、幼少期においては単一的なスポーツ教育ではなく、バルシューレのような複数の競技を融合させた運動プログラムが必要であると私は考えています。

 

※体操・水泳などは幼少期からやっていないと国際的なレベルまで達しないという報告も同時にありますので、基本的には球技に関してのお話だと思っていただけると幸いです。

バルシューレの学習要素

バルシューレでは、A.戦術 B.コーディネーション C.スキル、未就学児によるミニバルシューレでは、A. 運動系基礎スキル B.技術-戦術的基礎スキル C.コーディネーション基礎スキルという3要素を身に付けるようなプログラムとなっています。これは、球技を徹底的に科学し、球技を実施するにあたって必要不可欠なものがこの3要素に大別されるということなのです。詳しく見てみると、

ミニバルシューレの学習要素

A.運動系基礎スキル

  • 捕る:飛んでくるボールを両手でキャッチし、コントロールする課題の設定。
  • 止める:飛んでくる、あるいは転がってくるボールを足やスティックで受け止め、コントロールする課題の設定。
  • 手でのドリブル:立った状態、あるいは走りながら片手でボールを床に連続的に弾ませる課題の設定。
  • 足やスティックでのドリブル:ボールを足やスティックで操作(ドリブル)する課題の設定。
  • 投げる:両手でボールを相手にパスすることや、ボールを目標に当てる課題の設定。
  • 蹴る:足でボールを相手にパスすることや、目標に当てる課題の設定。
  • 打つ:ラケットやボールを風船で相手にパスすることや、目標に当てる課題の設定。

B.技術-戦術的基礎スキル

  • ボール軌道の推測:飛んでくるボールの方向と速度を推測するような課題の設定。
  • ボールへのアプローチの推測:ボールへのアプローチの方向と速度を推測するような課題の設定。
  • 着球点の推測:ボールに対する構えの位置やボールの捕球点またはインパクト点を推測するような課題の設定。
  • コート上の位置取り:空いている空間を利用すること、味方の為にスペースを作ること、あるいはパスの準備をすることが問題となるような課題の設定。
  • 協働的なボールキープ:ボールを保持し、目標(ゴール)へ近づくために味方と協力してプレーすることが問題となるような課題の設定。
  • ギャップとスペースの認識:「突破」のチャンス、パス、あるいは目標(ゴール)への直接シュートに繋がるオープンスペースを利用する(見つける)ことが問題となるような課題の設定。

C.コーディネーション基礎能力

  • 時間のプレッシャー:最小限の時間または最大限のスピードで行うような課題の設定。
  • 正確性のプレッシャー:できる限り正確に行うような課題の設定。
  • 連続性のプレッシャー:次々と切り替わる多くの運動を連続的に実行するような課題の設定。
  • 同時性のプレッシャー:多くの運動を同時に実行するような課題の設定。
  • 可変性のプレッシャー:環境や状況が変化する中で運動を実行するような課題の設定。

バルシューレの学習要素

A.戦術領域

  • コート上の位置取り:コート上で、適切なタイミングで最良の位置をとることが問題となるような戦術的課題の設定(フリーになる動き/スペースの利用)。
  • 個人でのボールキープ:1対1の状況、すなわち1人の相手と対峙して、ボールキープを確実に行い、攻撃行動に導くことが問題となるような戦術的課題の設定。
  • 協働的なボールキープ:味方と協働してボールキープを確実に行い、攻撃行動に導くことが問題となるような戦術的課題の設定。
  • 個人での数的優位作り:相手の妨害をかわし(時には簡単なフェイントを使って)、数的優位な状況を作り出すことが問題となるような戦術的課題の設定。
  • 協働的な数的優位作り:味方と協働して数的優位の状況を作り出すことが問題となるような戦術的課題の設定。
  • ギャップとスペースの認識:パスや直接ゴールや得点に繋がる「突破」のチャンスを生じさせるオープンスペースを見つけることが問題となるような戦術的課題の設定。。
  • スコアリングチャンスの活用:パスやシュート、あるいは目標ゾーンへの到達などのためのコート上のオープンスペースを、最適なポジション、最適なタイミングで活用することが問題となるような戦術的課題の設定。

B.コーディネーション領域

  • ボール感覚:ボールを巧みにコントロールするようなコーディネーション的課題の設定。
  • 時間のプレッシャー:最小限の時間、または最大限のスピードで運動を実行することが問題となるようなコーディネーション的課題の設定。
  • 正確性のプレッシャー:できる限り正確に運動を実行することが問題となるようなコーディネーション的課題の設定。
  • 連続性のプレッシャー:次々と切り替わる運動を連続的に実行することが問題となるようなコーディネーション的課題の設定。
  • 同時性のプレッシャー:多くの運動を同時に実行することが問題となるようなコーディネーション的課題の設定。
  • 可変性のプレッシャー:変化する環境や状況の条件の中で運動を実行することが問題となるようなコーディネーション的課題の設定。
  • 負荷のプレッシャー:身体的、体力的、または精神的負荷条件の下で運動を実行することが問題となるようなコーディネーション的課題の設定。

C.技術領域

  • ボール軌道の認識:飛んでくるボールの距離、方向、速度を先取りし、知覚することが問題となるような知覚系課題の設定。
  • 味方の位置と動きの認識:1人あるいは複数の味方の位置、走る方向並びに速度を先取りし、知覚することが問題となるような知覚系課題の設定。
  • 相手の位置と動きの認識:1人あるいは複数の相手の位置、走る方向並びに速度を先取りし、知覚することが問題となるような知覚系課題の設定。
  • ボールへのアプローチの決定:ボールにアプローチするために動かなければならない距離、方向、速度を先取りし、決定することが問題となるような知覚-運動系課題の設定。
  • 着球点の決定:ボールに対する位置や距離、および最適なタイミング・場所を先取りし、着球点を決定することが問題となるような知覚ー運動系課題の設定。
  • ボールキープのコントロール:飛んでくるボールをキャッチ、キープし、操作することが問題となるような運動系課題の設定。
  • パスのコントロール:ボールを打ったり、蹴ったり、投げたりするときに、ボールの投射方向(角度)や力の入れ具合を調整することが問題となるような運動系課題の設定。

とまあ長たらしく書きましたが、球技をやってきた方ならピンとくるような要素集だと思います。

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バルシューレの教則本です。
学習要素については、上記のバルシューレの教則本から抜粋させて頂きました。
 

本日のまとめ

いかがでしたでしょうか?本日私たちが皆様にお伝えしたかったことは、

  1. バルシューレはどんな球技にも対応し、その基礎的能力を科学的根拠のあるプログラムで学習することができる。
  2. スポーツの専門化は遅いほうが良い。
  3. 複数習うなら一気に習えるバルシューレを!!
ということです。
運動能力向上効果についてはまだまだ書き足りないこともありますが、長くなってしまったのでここまでとします。最後まで見てくださった方、ありがとうございました。
 
教室だけでなく、イベントでの活用なんかも積極的に受け付けています。ご興味や何か疑問点、教室のことでもなんでもまずは、
lid.den.sh.5@gmail.comまでどうぞ!!!!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

バルシューレとは何か?①

初めまして!!

私たちは、株式会社アートオブライフです。事業の一環として、幼児から小学生低学年のお子様を対象に全ての球技の基礎作りを行いながら、育脳も行っていく「バルシューレ」というボール遊びの教室を運営しております。

ballschule.jp

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4月8日(月)より、埼玉県の浦和にて教室開校となりますので皆様どうかよろしくお願い申し上げます。
 
教室開校に先立ち、この聞きなじみのない「バルシューレ」とは何なのかということについて述べさせて頂ければと思います。

 

[目次]

  1.  バルシューレとは?
  2. バルシューレの運動能力向上効果
  3. バルシューレで、頭も良くなる?
  4. 実際のプログラム例
  5. まとめ

1.バルシューレとは?

バルシューレの起源

バルシューレはドイツのハイデルベルグ大学で開発された球技を実施するにあたり、必要不可欠な要素を「遊び」の中から習得していくことを目的に作られたプログラムです。バルシューレが開発された背景には、1994年アメリカで行われたサッカーワールドカップがありました。当時FIFAランク2位のドイツは、マテウスや日本の浦和レッズでもプレーしたブッフバルトらを擁し、ブラジルと並び優勝候補筆頭でした。しかしながら、このワールドカップでドイツはブルガリアに準々決勝で敗れてしまいました。その後もユーロ、1998年フランスワールドカップと惨敗が続き、ドイツの栄華が終わったと揶揄されてしまう程でした。当時世界最強と謳われたブラジルとドイツは何が違うのか?、徹底的に球技を科学し、作られていったものがバルシューレ(英訳:ボールスクール)なのです。結果として、ドイツでは誰しもが幼少期に通う習い事という位置づけでバルシューレは広まっていき、2014年ブラジルワールドカップでドイツが優勝するに至るわけです。

バルシューレの特徴

「ドイツ」で生まれたもの、というとすごく真面目でお堅いイメージがあるのではないでしょうか?実際はその全くと言っていいほど逆です。94年ワールドカップで優勝したブラジルとドイツを徹底的に比較し、最終的に出た結論は「クリエイティビティの差」だったそうです。だからこそ、バルシューレは前提として、遊びのプログラムということが言えるわけです。「え?!遊び?!!」と思われるかもしれませんが、東京学芸大学の杉原隆名誉教授によると週数回専門的な体育指導を受けている子どもよりも、そうでない子どもの方が運動能力は高いという研究結果が出ています。遊びの利点は数限りなくあるわけですが、主なことを挙げていきます。

a.整体して行う動作は少ない

記事投稿時点で、センバツが行われています。野球を例にして考えてみると、例えば、ワンアウト1塁でショートゴロが飛んできたことを想定してみましょう。ショートゴロの処理を時系列にまとめますと、

  1. ファーストランナーの足の速さ、二塁との距離を見ながらセカンドに送球してダブルプレーを狙いにいくか、セカンドが無理ならファーストに送球するのか、もしくは打球が思ったより深そうでとりあえず止めることが最優先なのかということを考えます。それと同時に、打球判断もしていきます。回り込むのか、突っ込むのか、バックハンドで処理しないといけないのかなど。
  2. それを実行に移していきます。定位置に飛んでくるボールなどほぼないので、体をひねりながら、時には走ったスピードを吸収し、体幹を安定させるためにジャンプ何かをしたりして、スローイング動作をイメージして送球します。
  3. 最後に、ほかの塁に送球する技術が必要となります。

この中には、バルシューレのエッセンスがすべて詰まっているのですが、要するにどんなスポーツにも練習通りのシチュエーションはなく、想定外のことが起こります。その想定外のことに対して、今まで習得したことを活かし最善のプロセスを選択していくという創造力(クリエイティビティ)が大切なのです。

b.指導は幼少期には逆効果

私も一児の父として思うわけですが、子どもに色々がみがみ言いたくなる時ってありますよね?!しかし、子どもには潜在成長力(説明すると一ブログできてしまうので、機会があれば説明します)というものがあり、教えなくても勝手に学ぶらしいのです。実は、逆に指導すると、子どもに成長に悪影響を及ぼすことも多いそうなのです。(詳しい話を聞きたい方はぜひ一度教室に来てくださいね笑)

c.遊びはコミュニケーションの宝庫

「最近の若い社員は、コミュニケーション能力が足りていない!」とか皆さん思っていませんか?最近話題の書籍で、「教科書が読めない子どもたち・・・」というものもある通り、私たちより下の世代のコミュニケーション能力が問題となっています。今最近の若者を嘆いている方々は10年後、20年後、嘆きを超えているかもしれません。といいますのも、実は子どもの遊び場が減少していることがこのコミュニケーション能力(学術的には非認知能力)の欠如の一因になっているのではないか?と考えているからです。最近の公園は「あれをやってはいけない、これもダメ」ばっかりです。だから、私の幼少期と比較して、公園で遊ぶ子どもの数はめっきり減ってしまいました。このことの何が問題かと言いますと、ガキ大将が不在で、子どもの生活の中に社会というものが消え失せてしまったことです。子どもが実生活の中で経験すること、ものが圧倒的に少なくなり、働くにあたって必要な社会性が身につく前に大人になってしまっているからです。バルシューレでは幼児では年長~年少まで、小学生は1年生~3年生までが一緒に遊びます。社会性も同時に学んでいけるわけです。

 

 

本日はここまでです。

定期的に更新していき、開校いたしましたら、教室での指導内容なども公開できればと考えていますので、これからもどうぞよろしくお願い致します。

 

お問い合わせなどは、

lin.den.sh.5@gmail.comまでお願い致します。