バルシューレとは何か?③
皆様こんにちは!
4月15日も浦和校にて教室を行いました。
段々と先生にも慣れてきて、あれがやりたい、これがやりたいと意欲的に取り組むことができるようになっていきました!!
バルシューレそのものの説明が終わらないと教室での様子をお伝え出来ないのが心苦しいところではありますが、何分認知度の低いものになりますので、長い説明に付き合って頂けると幸いです。
前回は、バルシューレがいかに運動能力向上効果があるかということをお伝えいたしました。今回は、いわゆる「育脳」にもバルシューレが有効な習い事であるということをお伝えできれば、と思っています。
[:目次]
- バルシューレとは?
- バルシューレの運動能力向上効果
- バルシューレで、頭も良くなる
- 実際のプログラム
- まとめ
3.バルシューレで、頭も良くなる
バルシューレだけでなく、人間の脳にとって運動が重要であるということは最近の様々な研究で明らかになってきています。中でも、幼児期の運動習慣は大変重要であるとされていて、WHO(世界保健機関)は、1日1時間のハードな運動を基本的な目安としているほどです。なぜ、幼児期の運動習慣がそこまで大切なのでしょうか?
自律神経の大切さ
自律神経は脳の中でも、調節機能を司るところですので、自律神経が未発達のまま生活を送ると、
- 体温の調節がうまく効かない
- 不眠
- だるさ
- イライラ感
など多くの体の不具合が子どもでも起こってきます。自律神経の働きにおいて最も重要なのは、生活のリズムです。では幼児期の生活リズムで大切なことは何なのでしょうか?
昨今の幼児の生活リズムのまずさ
保育園児が夜寝る時間は平均して夜9時50分だそうです。幼稚園児でも大差がなく、平均で9時30分だそうです。私の実際の感覚だと、この時間通りに寝ている子は少なく、22時過ぎまで起きている子と早寝の子に二分された結果が、この平均なのかとおもいます。この就寝時間が遅いことで、子どもたちの生活リズムが狂い、自律神経の健全な発達に繋がっていないという指摘があります。まず、就寝時間が遅いと、翌日の寝覚めが悪く、朝食の欠食、排便のなさに繋がります。また、朝食の欠食・排便の無さが、活動量の低下に繋がります。活動量が低下した結果、また寝る時間が遅くなり・・・といった具合で生活リズムが狂ってしまうわけです。この生活リズムを改善していく、一つの方策が15時から16時までの運動量の増加です。
過去との比較
昭和50年代より前の子どもたちは、12000歩、一日で歩いていたといわれています。しかし、それ以降減少の一途を辿り、現在は5000歩ほどしか歩いていないと言われており、運動不足が顕著です。運動なんかできなくても、学力さえ高くなってくれればという方もいらっしゃるのではないかと思いますが、私は学力や社会性を身につかせたいのなら、逆に運動の力を借りるしかないと、考えるわけです。
運動と学力の関係
ベネッセの小学生、中学生を対象にした調査では、学力の高い生徒はスポーツ実施率が高いという調査結果を発表しています。
成績の高い子どもほど定期的に運動をしている: 学校外教育活動に関する調査 - ベネッセ教育総合研究所
ではなぜ他のものより、バルシューレが良いのか?
ここまでは、一般的に言われている運動が脳にとって良いということを整理し、まとめてきました。運動なら何でもいいんでしょ?サッカーやバスケでも良いじゃないと言われてしまいそうなので、少し私見を述べさせて頂きます。
新学習指導要領
2020年より、学習指導要領が変わります。ベネッセさんがまとめている資料が本当によくできています。
簡単にまとめると、今までの先生が指導したことをどれだけアウトプットできるかが今までの教育、これからは、自ら研究課題をみつけ、自ら解決していく力を養っていくということでしょうか。私はこれから先の子どもたちには三つのことが求められると考えています。
- 創造力
- 健康
- 中長期の資産形成、運用計画
私は、今自分の子どもがどんな仕事に就くのか想像がつきません。なぜなら、今の子どもたちは、私たちが今想像もできないような仕事についている可能性が高いからです。世の中の変化を正しい目できちんと想像でき、柔軟にどんな環境の変化にも対応できる創造性が必要なのです。また、最近人生100年時代という言葉もありますが、寿命が延びる=健康でいられる期間が増えるということではありません。実際現状でも健康寿命と平均寿命の差は平均して10年弱あります。今後、医療技術の進歩によって平均寿命は延伸していきますが、健康寿命までそうとは限りません。年金は今より間違いなく減額していきますし、現状の社会保障を日本が維持できる保証なんてどこにもありません。だからこそ、私たちはポジティブな意味で生涯現役で、収入を確保しないといけないのです。そして、労働以外の資産形成手段を身に付ける必要があります。そう、新学習指導要領もこの3つの習慣や能力を獲得するための指導要領なのです。
子どもに習わせたいこと
私は、この新学習指導要領について、大半の保護者の方は誤解していると考えています。最近、新学習指導要領に組み込まれているプログラミングや英語が習い事として人気だと言います。もちろん、早いうちから習っておくことに損はないでしょう。しかし、私はこういった技術の取得よりまず先に、その土台となる部分の教育こそやっておくべきものだと考えています。なぜ、プログラミングが必要なのか?→こういうことができたら便利だし面白い、その為の手段としてプログラミングが必要だから、という思考回路こそが今後の世の中を考える上で大切なことであり、これこそが創造力なのです。偉そうに書きましたが、この創造力を身に付けるのに最適な解がバルシューレであると私は考えていますし、私がバルシューレを事業として展開したいと思った一番の理由なのです。
バルシューレの本懐
バルシューレは低迷したドイツサッカーを再浮上させるために作られたプログラムです。当時のサッカー最強国ブラジルとドイツを比較検討した結果、最大の差が創造力でした。だから、バルシューレは、創造力を育むことが最大のミッションであるプログラムなのです。新学習指導要領の土台作りに最も適しているものの一つなのではないでしょうか。
まとめ
運動がいかに人間の発達と結びついているかということを、皆様に知っていただけたら私はそれで大満足です。ただ、私たちの理念、考えに賛同して頂ける方は是非一度教室やイベントでバルシューレに触れてみてください。お問い合わせお待ちしています。
お問い合わせ先
(株)アートオブライフ
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担当:大久保